香港、ワイン登録認証システムを導入

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香港、ワイン登録認証システムを導入　【香港】　2014年10月20日

Hong Kong Quality Assurance Agency (HKQAA：香港品質保証局)は、ワイン貿易と消費者にワインの正真性を確保するために、ワイン登録認証制度・Hong Kong Wine Registration Scheme (HKWR Scheme)を導入する。

これにより、ワイン業者はワインの品質と原産地をその保証のもとにうたうことができ、また消費者はその正真性をトレースできる。

香港のワイン業者（ワイン輸出入業者・流通業者・小売業者・物流業者・倉庫保管業者など）は、HKQAAによる登録認証が承認されると、登録確認書が発行され、登録認証マークをワインボトルに貼ることが出来る。これは小売店頭で使用でき、広告や印刷物にも使用できる。

またMark Labelと呼ばれるQRコードをワインに添付することができ、消費者はスマートホンなどのデバイスでコードをスキャンして、そのワインが登録された業者によって取り扱われたことや、ワインの情報などを確認できる。

この認証制度は、香港で取引されるワインの正真性を確保するために重要な施策で、偽造ワインの撲滅を図るとともに、消費者に対しても偽造ワインの存在を啓蒙することが出来る。また香港がアジア地域のワインハブとしての確固たる地位をさらに強固なものにするために、取引されるワインの正真性を保証することは重要なことだとHKQAAの副局長は語っている。

この制度の導入で、税関職員はペン型のスキャナーでそのワインをスキャンするだけで、その正真性を確認することができ、香港から他国（特に中国本土）にワインが再輸出される際には大きな業務軽減となると語っている。

また、ワイン偽造者から制度を悪用されないための対策も、詳細は明かすことはできないがすべてに関して打たれていると語っている。例えばラベルに使われるインクなどは偽造不可能だとされる。

このワイン登録認証制度はHKQAAが行うものだが、香港政府によってフルサポートされる。制度は2014年11月7日からスタートする。

Hong Kong Quality Assurance Agency (HKQAA)によるHong Kong Wine Registration Schemeの導入に関する公式サイト

【関連ページ】

『香港、ワインの保管・管理の品質保証システムを導入へ　【香港】　2010年6月11日』
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