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リースリングの生産量、アメリカが世界2位に 【アメリカ】 2014年8月6日


リースリング(Riesling)と言えばやはりドイツが頭に浮かぶ。次はと言えばフランスのアルザスだろうか。ではその次は?

世界のリースリングの専門家のひとりでワインライターのStuart Piggottは、彼の最新刊“Best White Wine on Earth: The Riesling Story”で、アメリカがリースリングのホームランドであるドイツに次ぎ、世界第2位の生産国となっていると指摘している。

アメリカ最大のリースリング生産地域はワシントン州だが、ワシントン州のリースリング栽培面積は、1999年には760ヘクタールだったのが、2011年には2500ヘクタールに急増している。

世界の白ワイン市場では圧倒的にシャルドネがトップバラエティだ。1980年代末頃までは、ドイツリースリングは世界でも良く飲まれていたが、シャルドネの台頭、甘口ワインから辛口ワインへの消費者の嗜好の変化などで、消費量は減少している。

しかしこのところ、アメリカやオーストラリアなどでドライなリースリングが造られるようになり、またここ2−3年で起き始めている高アルコールワインからの回帰もあり、リースリングに関心が集まるようになっている。

実際オーストラリアの直近の調査では、白ワインで最も好きなワインとしてリースリングがソーヴィニオンブランを抑えて2位となっている。(1位はシャルドネ)

世界のリースリングを見ると、ドイツ、アルザスはもちろんのこと、現在ではアメリカ・ワシントン州、オーストラリア、ニュージーランド、更にはアルゼンチンなどでも優れたリースリングを見ることが出来る。

リースリングは冷涼な気候帯を好み、そのためどこに植えても力を発揮するというわけではなく、栽培地域は限られる。しかしリースリングは非常に優れたぶどうで、今のシャルドネ一辺倒の白ワイン市場で、シャルドネとはかなり違う個性で、消費者に選択を与えるワインになっていくかもしれない。



【関連ページ】

リースリングに関しては、
『過小評価されがちなワインたち』のリースリングの項
『試してみたいぶどう品種のワイン、あれこれ 【その2】 白ワイン編』のリースリングの項

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