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リースリングのラベルに4段階の甘辛表示を開始 【アメリカ】 2009年2月5日


アメリカに拠点を置くリースリングワインの普及を図る団体International Riesling Foundation(IRF)は、消費者への利便性のために、ワインの甘辛を4段階で示す裏ラベルへのスケール表示を始めた。

アメリカ国内ではリースリングの消費量が増加しており、近々白ワインの消費で3位のソーヴィニオンブランを抜くのではないかというところまで伸びている。ちなみにアメリカでの白ワインの消費量の1位はシャルドネ、2位はピノグリージョ(Pinot Grigio)。

リースリングにはドライなワインから甘口まで飲み口が混在し、ラベルを見ただけではそのリースリングがどれくらいの甘さなのか、消費者にはわかりづらい。そこで、IRFではわかりやすいラベル表示を検討してきた。

表示スケールはDry, Medium Dry, Medium Sweet, Sweetの4段階。工夫は、何を持ってDry(辛口)とするか、何を持ってMedium Dry(やや辛口)とするかの基準を明確化したことだ。基準を明確化(数値化)したことで、生産者から消費者まで一貫して、そのワインがどの区分に入るのか共通化できるとしている。

その数値化された基準とは、ワインに含まれる糖分(g)に対する酸(g)の割合で計り、たとえばDryの場合、その比率が1.0以下の場合は、Dryとなる。あるワインが7.0グラムの糖分を持っていて、酸が8.0グラムだったときはその割合は0.875となりDryと表示される。

同様にMedium Dryの場合は、その割合が1.1〜2.0のワイン。Medium Sweetは、その割合が2.1〜4.0、Sweetはそれ以上とした。

甘辛の感じ方は人によって違いがあり、この4段階表示がすべてを解決するわけではないが、消費者により客観的な基準を示し、わかりやすさを提供するのはたしかだ。日本でも甘辛の表示は行われているが、統一した基準はなく、かなり恣意的に表示が行われているのが実情だ。

International Riesling Foundation(IRF)はアメリカのリースリングの生産者を中心に、ドイツ、アルザス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの30以上の有力生産者らで発足した、リースリングワインの普及を目指した非営利団体。

International Riesling Foundation



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