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現代のSavagnin(サヴァニャン)は少なくとも900年前のぶどうと同じ 【フランス】 2019年6月27日


Savagnin Blanc(サヴァニャンブラン)が最新の研究で、少なくとも900年前から現在と同じぶどうであったことが判明した。

Savagnin(サヴァニャン)は、フランス・ジュラ地方(Jura)で多く栽培されていて、Vin Jaune(ヴァンジョーヌ:黄色ワイン)という独特のワインにもなるぶどう品種。中でもChateau Chalon(シャトーシャロン)は有名で高価なワイン。

Savagninは、中央ヨーロッパではTraminer(トラミナー)とも呼ばれている。尚、Sauvignon Blanc(ソービニオンブラン)と混同されることがあるが、Savagnin Blanc(サヴァニャンブラン)は別の品種。

今回、イギリス・デンマーク・フランス・スペイン・ドイツの研究者らによって、DNA解析の結果、現代のサヴァニャンは少なくとも900年前のぶどうと遺伝子的に同一であることが同定された。

900年前のぶどうの遺伝子と現代のぶどうの遺伝子が同一であるということは、当時のぶどうの木が900年間、挿し木・接ぎ木され続けてきたことを示している。

ぶどうの種子は、フランス中部のオルレアンから発掘され、中にはSyrah-Mondeuse Blanche(シラー・モンドーズブランシュ)に属するぶどう品種やピノノワールとサヴァニャンの関連を示す証拠も見つかっている。

発掘による2000年前のあるぶどうの種子は、遺伝子的に現代のピノノワールと極めてよく似ていることも見いだされた。

発掘されたぶどうの種子から、研究者らは18の明らかに異なるDNAタイプの種子を発見したが、その中の2000年前の2種類の別の場所から採取した種子のDNAは同一で、その距離は600キロ以上離れていた。

研究者らは発掘と現代の遺伝子解析技術で、古代から現代へのぶどう栽培とワインの変遷を明らかにすることができるのではないかと期待している。



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