キャンティ・クラシコとシャンパーニュ、ワインの包括的なパートナーシップに合意

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キャンティ・クラシコとシャンパーニュ、ワインの包括的なパートナーシップに合意　【イタリア・フランス】　2016年12月22日

イタリア・トスカーナのワイン生産地域Chianti Classico（キャンティ・クラシコ）とフランスのChampagne（シャンパーニュ）は2016年12月、相互の地域でワインに関するパートナーシップの関係を結ぶことに合意した。このパートナーシップは、ワイン造りからプロモーション・ワインツーリズムにいたる包括的なパートナーシップだと説明する。

パートナーシップの合意は2016年12月16日、シャンパーニュ・ランス（Reims）のArnaud Robinet市長とフィレンツェのDario Nardella市長の間で調印された。

合意では、それぞれの地域のワインの原産地規制を法的に保護することや、様々な実践的なワインプロモーション、それぞれの地域が持つワイン醸造経験の共有、ワイン地域の温暖化対策、ワインツーリズムの発展、など多岐にわたる。

両者はともに数世紀にわたるワイン造りの歴史があり、それを背景としたワイン生産地の自然遺産の美しさとそれぞれの個性をお互いに共有してプロモーションを行うとする。

キャンティ・クラシコとシャンパーニュが最初に協力関係を結んだのは1954年で、以来今日に至るまで協力関係にあったと関係者は語る。キャンティ・クラシコは2016年初め、300年を祝うイベントを開いている。シャンパーニュはさらに古い歴史を持つ。

なおこの協定が結ばれた当日、トスカーナのBrunello di Montalcino（ブルネロ・ディ・モンタルチーノ）がシャンパーニュのCharles Heidsieck とPiper-Heidsieckを所有する企業グループEPIからの過半数の資本参加を受け入れている。（関連ページ参照）

【関連ページ】

『フランス企業、ブルネロの雄Biondi-Santi（ビオンディ・サンティ）を傘下に　【イタリア・フランス】　2016年12月22日』

『キャンティクラシコに最上ランクを設定へ　【イタリア】　2013年3月8日』
『キャンティクラシコの生産者は財政的にやっていけないーアンティノリが発言　【イタリア】　2013年5月27日』
『イタリア・ヴェローナが世界のワインキャピタルに仲間入り―10番目　【イタリア】　2016年11月19日』
『フランス、観光客誘致でワインツーリズムを更に強化　【フランス】　2015年6月16日』

『有名産地のワインほど吟味すべし』

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