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キャンティクラシコに最上ランクを設定へ　【イタリア】　2013年3月8日

Chianti Classico DOCG（キャンティクラシコ）に、Riserva（リゼルバ）より上位に位置する新しいカテゴリーとして、Gran Selezione（グラン　セレジオーネ）を新設すると発表された。

Gran Selezioneは、リゼルバのワインの中で、更に優秀なクオリティーを持つワインに与えられるとしている。

このキャンティクラシコの最上クラスの創設については、ワイン界からは冷ややかな見方もあるようだ。マーケットからは、Gran Selezioneに分類されるワインが真に価値のあるワインであるというふうにはとても思えないとか、生産者からはすでにGran Selezioneを”Gran Casino”（大ちらかり）と呼んで揶揄する向きもあるという。

彼らの批判的な言い分は、ただラベルに『特別な』というイメージの語句を持たせるだけの、中身のない日和見的なクラス分けは意味をなさず、この決定を主導したキャンティクラシコの生産者団体であるChianti Classico Consorzioに対し、もっと抜本的なぶどう畑の土地の個性による線引きや、地理的な環境の違いから生まれるそれぞれのキャンティクラシコの個性やスタイルを、わかりやすく分類することこそがキャンティクラシコに求められることだとしている。

Gran Selezione（グラン　セレジオーネ）の認証には農業大臣の許可が必要で、2013年後半には誕生する運びとなる。2010年ヴィンテージのワインで、その時点でリリースされていないワインは、Gran Selezioneの対象となる。

【関連ページ】

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『有名産地のワインほど吟味すべし』

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