ブルネロの輸入停止問題、アメリカが譲歩を提示

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ブルネロの輸入停止問題、アメリカが譲歩を提示　【アメリカ・イタリア】
2008年6月21日

2008年6月23日から実行される、アメリカによるBrunello di Montalcino（ブルネロ・ディ・モンタルチーノ）の輸入停止措置に関して、アメリカ政府(the Alcohol and Tobacco Tax and Trade Bureau：ATTB)は、輸入条件として課していた中身ワインの科学的な成分証明書の提出要求を取り下げた。

その代わりとしてATTBは、イタリア政府がワインが偽りのない正真のブルネロであるという証明書をそれぞれの輸入ワインについて発行し、イタリア政府がワインの中身を保証するという条件を提示した。

イタリア政府による保証証明書なしでブルネロを輸入しようとする業者は、意図的に偽物を輸入しようとしたとして、輸入ライセンスの停止や取り消しが行われるとしている。

イタリア国内ではこの問題で、ブルネロの生産者団体であるBrunello Consorzioの会長Francesco Marone Cinzanoがすでに辞任している。

（参考）US drops lab analysis demand for Brunello, Decanter

【関連ページ】

ブルネロをめぐる問題の経緯を時系列で並べてあります。

ブルネロの正真性をめぐって騒動　【イタリア】　2008年4月9日』
アメリカ、すべてのブルネロを輸入停止に　【アメリカ・イタリア】　2008年5月15日』
アメリカ、ブルネロの輸入停止を延期　【アメリカ、イタリア】　2008年6月4日
ブルネロの輸入停止問題、アメリカが譲歩案を提示　【アメリカ・イタリア】　2008年6月21日（本記事）

『高級イタリアワインにさらにふたつの疑惑』

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