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温暖化でアイスワインが危機に 【ドイツ他】 2007年1月10日

暖冬の影響でアイスワインの生産が影響を受けている。特に世界のアイスワイン産地の筆頭であるドイツでは、産地でこの冬の気温が今のところ零度を下回ることがなく、今年のアイスワイン用ぶどうの収穫は絶望的な見通しだ。

暖冬はアメリカ北東部やカナダのアイスワイン産地でも同様で、このままだと1月の気温がアイスワインとなるのに必要なマイナス7度以下になるのは見込めないと見られている。ただし、カナダの西部のBritish Columbia(ブリティッシュコロンビア)は十分に気温が下がり、アイスワイン用ぶどうを収穫している。

ここ数年アイスワイン産地に限らず、世界中のワイン産地で地球温暖化によるぶどうの変化(しいてはワインの変化)が話題となってきている。もし、地球温暖化傾向が本当のことだとすると、従来のぶどう品種がその土地の気温が上昇するために合わなくなってしまったり、従来は不適とされていた場所がぶどう栽培適地となり得るなど、世界のワイン産地地図が変化することも考えられる。

地球温暖化現象は、ワイン界においても大きな関心事となっている。


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