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チョコレートワインがアメリカとイギリスで人気に　【アメリカ・イギリス】　2012年3月14日

赤ワインにチョコレートをミックスしたチョコレートワインが、アメリカとイギリスで人気となっているようだ。

発売したのは、ワシントンに本拠を置くThe Chocolate Shop。2011年1月にカリフォルニア産のボルドースタイルの赤ワインに砂糖、チョコレートをミックスして製品化し、発売した。

イギリスでの発売は2011年11月だったため、2011年の1年の売り上げ120万本のほとんどはアメリカ国内での販売だったが、2012年2月の初めの2週間で、イギリスで8,500ケースの売り上げを記録し、2012年はイギリスでも60万本（5万ケース）の売り上げを見込んでいる。

発売当初、マーケット関係者らはチョコレートワインなる商品の売れ行きに懐疑的だったが、ふたを開けてみたら消費者からの引きは初日から強く、反応の良さを実感したと同社では語っている。

一般論として元来、ワインとチョコレートの組み合わせは、それが赤ワインであれ白ワインであれ、多くの場合極めて悪く、一種の禁忌事項とされている。（実際試してみると良いだろう）

ポート（Port）や南仏で造られるバニュルス（Banyuls）と呼ばれる甘口のフォーティファイドワイン（酒精強化ワイン：fortified wine）など、例外的にチョコレートとの相性が悪くないワインもあるが、チョコレートにワインを合わせるというのは一般的ではないだろう。

このチョコレートワインが、その相性の悪さを克服しているとすると、消費者には支持されるかもしれない。これが一時の流行なのか、継続的な市場拡大が期待できるのか、はたまた日本市場にもお目見えすることがあるのか、少し気になるところだ。

Chocolate Shopのホームページ

【関連ページ】

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