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シルヴァーナ(Sylvaner)がアルザスグランクリュに 【フランス】 2006年9月6日

フランスの原産地呼称(アペラシオン)を管理統制するINAOは、アルザス(Alsace)のグランクリュとして新しくほとんど知られていないぶどう品種、シルヴァーナ(Sylvaner)を加えることを決定した。

今回のグランクリュ指定は、アルザス北部に位置する14ヘクタールのZotzenbergの畑にだけ適用される。この畑は、Mittelbergheim のDomaine Alfred Wantz (ドメーヌアルフレッドワンツ)が所有する畑で、そのオーナーであるStephane Wantz(ステファン=ワンツ)の、この畑のシルヴァーナから造られるワインは、そのテロワールのおかげで類を見ない複雑性を生むという、15年に及ぶINAOへの働きかけの結果認められたもの。

シルヴァーナは、30年ほど前まではアルザスではポピュラーな品種で、全作付面積の25パーセントを占めていたが、現在は10パーセント程度に減少している。今回の決定で再びアルザスでシルヴァーナの復活を期待する声がある反面、懸念を示す声も上がっている。

Maison Trimbach (メゾントリンバック)のJean Trimbachは、今回のグランクリュ指定は、Zotzenbergの畑だけに与えられたもので、それはこの畑が特別だったためだ。シルヴァーナのグランクリュ指定はこれで終わりにするべきでこれ以上拡大すべきでない、と述べている。

その理由としてトリンバックは、シルヴァーナが多くの場合優秀なワインとなりうるとしても、その名前が災いして売るのにはいつも苦労するワインだ。この品種は残念ながらアルザスを代表するぶどう品種とはならない、と言っている。

1975年、アルザスのグランクリュが制定された際にグランクリュに認められたぶどう品種は、Muscat(ミュスカ)、 Riesling(リースリング)、 Pinot Gris(ピノグリ)とGewurztraminer(ゲヴュルツトラミナー)の4品種。

Source : Sylvaner becomes grand cru grape


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