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2019年の世界のワイン産出は前年より減少、例年並みにーOIV　　2019年11月1日

OIV（International Organisation of Vine and Wine）は、2019年の世界のワイン産出量は、前年2018年と比較して10パーセント減少し、263百万ヘクトリットルとなったと速報した。

大きな要因は、世界の主要ワイン生産国であるフランス・イタリア・スペインが減少したためで、2018年比でフランスとイタリアは15パーセント減、スペインは24パーセント減となった。ただこれは2018年が大豊作だったためで、全体として2019年のぶどうの作柄は例年並みだったと言えるとしている。（ただしフランス・イタリア・スペインは例年以下）

EU28か国のワイン産出は、世界のワイン産出の60パーセントを占めている。フランス・イタリア・スペインの3か国でEUのワイン産出の80パーセントを占めている。

アメリカの2019年のワイン産出はほとんど前年と変わらず、アルゼンチンは前年比10パーセント減、チリは7パーセント減だった。また南アフリカは3パーセント増となっている。

OIVの推計は世界28か国のデータから推計したもので、この28か国で世界のワイン生産の85パーセントをカバーしている。

【関連ページ】

『2018年の世界のワイン生産量は今世紀最大に　　2019年8月9日』

『2018年のEU域内のワイン生産は前年比27パーセント増　【EU】　2018年11月9日』
『2017年の世界のワイン生産量は、過去50年来で最低水準―OIV　　2017年10月27日』
『2017年のワイン世界輸出量、トップはスペイン―金額では？　【スペイン】　2018年4月15日』

『2018年アメリカのワイン出荷量、24年連続で増加―だが2019年は・・・　【アメリカ】　2019年2月12日』

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