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| Home > UC Davis、世界最大のワインライブラリーはさらに進化 【アメリカ】 2019年1月14日 カリフォルニア大学デーヴィス校（UC Davis）の持つワインライブラリーは、ワインに関する世界最大の著作の所蔵庫として知られるが、その陣容はさらに進化している。 2016年にはHugh Johnson（ヒュー・ジョンソン）氏が、彼の60年に及ぶワインの著作・研究のアーカイブを寄贈しているし、2017年には同様にJancis Robinson（ジャンシス・ロビンソン）氏も、彼女の過去の著作・記事・メモなどのすべてをUC Davisに寄贈している。 UC Davisは、アカデミックなワインに関する学術研究を広範に行って、世界のワイン界をリードしているが、そのライブラリーは、ジャーナリストやワイン批評家といったワインライターらの著述にも焦点を当て、広範に資料を収集している点でも、世界で類を見ないコレクションとなっている。 カリフォルニアで最も有名で優れたワインメーカーのひとりであり、Stag's Leap Wine Cellarsの創始者でもあるWarren Winiarski（ワレン・ウィニアルスキ）氏は2018年7月、330万ドル（およそ3億5000万円）をワインライターらの著作を収蔵する世界最大のライブラリーの建設のために寄付している。 同ライブラリーは2017年以降も、カリフォルニアに拠点を置く著名ワインライター・Charles Sullivan (2017), Bob Thompson (2017), John Haeger (2018)各氏の著述も収蔵している。 UC Davisのワインライブラリーは、50言語以上の30,000冊に及ぶ蔵書に加え、希少な書物や記述・地図類・ワインラベル・ビデオなどの広範な収蔵となっている。 それらの中には世界で初めてterroir（テロワール）に言及したとみられる1549年に書かれたDevis sur la vigne, vin et vendagesや、チャリティオークションの記録やカタログ、ポスター、1920年代から60年代の1300枚に上るフランスワインに使われたオリジナルデザインなども含まれる。 また、気候データをもとにワイン生産地域やぶどう品種を研究し、ワインの味覚感覚の分野を切り開いたあのUC DavisiのMaynard Amerine（メイナード・アメリン）教授の偉業なども収蔵されている。 UC Davisでは、こうしたワイン関連の収蔵を発展させることはスリリングなことであり、我々はUC Davisの学生や研究者だけでなく、全世界に対するワイン資料の奉仕者でありたいと語っている。 また誰にでもアクセスができ、そこでつながりがつくられ、新しい洞察が生まれることによってワインの新しいページが開かれることが我々の仕事だと語っている。
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