2015年のシャンパーニュの売り上げは過去最高

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2015年のシャンパーニュの売り上げは過去最高　【フランス】　2016年1月18日

2015年に世界で販売されたシャンパーニュ（Champagne）の総数は3億1200万本と見積もられ、過去最高の売り上げとなった。前年比では2～3パーセントの伸びとなったようだ。

また金額ベースでは、2015年の売り上げは47億ユーロで、これもリーマンショック直前に記録した45億ユーロを上回り、過去最高となった。

シャンパーニュの売り上げ好調の要因は、輸出市場の好調、為替、フランス国内の安定的な売り上げ維持などがあげられる。更に、ヴィンテージシャンパンやスペシャルブレンドなどの高額レンジのシャンパーニュが好調で、日本やアメリカからのロゼのシャンパーニュの需要増も貢献したとみられる。

最大のシャンパン消費国であるフランス市場はここ数年苦戦してきたが、2014年ごろからは安定的となり、シャンパーニュ全体の伸びの足かせではなくなってきたことも大きいようだ。

シャンパーニュの最大の生産者は、Dom Perignon, Moet & Chandon, Veuve Clicquot, Ruinart,Krugを有するLVMH (Moet Hennessy-Louis Vuitton)で、Lanson-BCC, Vranken,Laurent Perrier, Pernod Ricard(MummとPerrier-Jouet)らが続いている。

近年世界のスパークリングワイン市場は、スペインのカヴァ（cava）、イタリアのプロセッコ（prosecco）などの台頭が目覚ましく、価格と品質のバランスに消費者の目が注がれるようになっている。

【関連ページ】

『シャンパーニュは回復基調、2014年は好調　【フランス】　2015年1月22日』
『どうなるシャンパーニュ、一転供給過剰に直面　【フランス】　2009年9月1日』
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