モエ・ヘネシー、ブルゴーニュのグランクリュを取得

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モエ・ヘネシー、ブルゴーニュのグランクリュを取得　【フランス】　2014年4月17日

フランスのルイ・ヴィトン＝モエ・ヘネシー（LVMH）は、ブルゴーニュのMorey Saint-Denis（モレ・サン・ドニ）のグランクリュ（grand cru：特級畑）Clos des Lambrays（クロ・デ・ランブレ）を買収した。買収額は発表されていない。

Clos des Lambraysは、1981年にプルミエクリュ（premier cru）からグランクリュに格上げされたが、その畑自体は1365年にまでさかのぼるブルゴーニュ最古の畑のひとつ。面積は8.52ヘクタール。

1996年以来、ドイツ人のGünter Freundと妻のRuth Freundの所有となり、Societe du Domaine des Lambraysの名前で運営されてきた。しかし2010年Günter氏の死去に伴い、ドメーヌは売りに出されていた。

LVMHは、シャンパーニュのKrug（クリュグ）やDom Perignon（ドン・ペリニヨン）、ボルドーのChateau d'Yquem（シャトー＝ディケム）やChateau Cheval Blanc（シャトー＝シュヴァル・ブラン）などをはじめ、世界に高級ワインブランドを所有するが、ブルゴーニュでは初めてのグランクリュの取得となる。

買収額は明らかにされていないが、地元の不動産業者によると、2013年のブルゴーニュのグランクリュの取引額は、推定で1ヘクタール当たり380万ユーロ（5億4000万円）程度とされる。

醸造は、Clos des Lambraysがグランクリュになる以前から担当してきたThierry Brouin氏が引き継ぐとされる。またSociete du Domaine des Lambraysは、ほかにMorey Saint-Denis Premier Cru、Puligny Montrachet Premier Cru Clos du Cailleret、Premier Cru Les Folatièresも所有する。

なおClos des Lambraysの畑は、Domaine Taupenot-Mermeの所有分が0.16ヘクタールあり、したがってClos des Lambraysがmonopole（モノポール：単一所有畑）を表示することはできない。

【関連ページ】

『モエヘネシー・ルイヴィトン、中国でスパークリングワイン生産へ　【中国・フランス】　2011年6月1日』
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