アマゾン、ワインのオンラインセールスに再びチャレンジか

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アマゾン、ワインのオンラインセールスに再びチャレンジか　【アメリカ】　2012年10月3日

Amazon.comがワインのオンラインセールスを立ち上げようとしているようだ。

アマゾンのワイン事業参入の試みは初めてではない。2009年に一度計画し、実行直前まで進んだが、物流パートナーの会社が経営問題を抱えたり、州による法律の違いで参入を断念した経緯がある。

今回は、アマゾン本体がワイン販売を直接展開するのではなく、アマゾン内のマーケットプレイス(market place)で実施されることになるようだ。ここでは消費者はアマゾンのマーケットプレイスを経由して、ワイナリーから直接ワインを購入する形となり、アマゾンはワイナリーから販売額の15パーセントのコミッションと、月額39ドルのマーケットプレイス参加料を徴収することになるとしている。

アマゾンのマーケットプレイスでのワイン販売の成否については、今のところ、アマゾンがワイン販売に参入するからと言って、すぐに大々的な騒ぎが起こることはないのではないかとして、ワイン界は模様眺めといった受け止めが多いようだ。

世界的な観点から、ワインのネット販売が大々的に成功しているという事例は少ないが、個別のマーケットや実店舗での販売を補強するという戦略を用いているところは多い。またすでに買おうとするワインが決定している消費者にとっては利便性が高い。

アマゾンのワイン販売は、何か月か先には消費者のワイン購入の受け皿のひとつとなっているかもしれないとする意見も聞かれる。

【関連ページ】

『アマゾン、インターネットによるワイン販売を断念　【アメリカ】　2009年10月24日』
『ウォールストリートジャーナル紙、ワイン販売を開始　【アメリカ】　2008年9月23日』
『VINEXPOのCEO、ワインのインターネット販売の効果を疑問視　【フランス】　2009年7月2日』
『フランスのワイン界、厳しすぎる広告規制に反対　【フランス】　2008年9月18日』

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