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ぶどうに男性のメタボリスクを減らす可能性―研究で　【アメリカ】　2012年8月22日

ぶどうを食べると、メタボの男性の心臓疾患のリスクを減らす効果があるかもしれないとする研究が発表された。発表したのは、アメリカ・コネチカット大学の栄養学の研究者ら。

研究によると、ぶどうを食べるとメタボリックシンドロームの状態にある男性に、血圧の低下・血流の改善・炎症の減少が見られ、心臓疾患のリスク要因の改善にぶどうが貢献するのではないかとしている。研究者らは、ぶどうに含まれるポリフェノール類が関係していると見ている。この研究は、メタボリックシンドロームにぶどうが与えるインパクトを示した初めての研究とされる。

研究では、瞬間冷凍させたぶどうパウダーとそのプラシーボを参加者にはどちらかわからないように4週間与え、さらに次の3週間は全く投与しないという環境で測定された。

結果は、ぶどうを食べたグループは血圧の低下と血流改善がかなり見られ、炎症に関わる物質も減少していた。

研究者らは、メタボリックシンドロームの状態にある男性は、すでに高いリスクを抱えているが、ぶどうを食べるということがそのリスク要因を改善することになるのではないかとしている。

Grape Polyphenols Reduce Blood Pressure and Increase Flow-Mediated Vasodilation in Men with Metabolic Syndrome (abstract), Journal of Nutrition

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