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Krug（クリュグ）もデゴルジュマンの日付を記載へ　【フランス】　2011年12月1日

シャンパーニュのKrug（クリュグ）も、デゴルジュマン（仏：degorgement、英：disgorgement）を行った日付をラベルに記載する。

同時にバーコードの添付して、何年のどういったぶどうが主に使われ、そのぶどうの状態がどうであったかという情報を、バーコードをスキャンすることで得られるようにする。

Krugでは、ヴィンテージシャンパンであるKrugとClos du Mesnilについては、その重要性は大してないとしながら、ノンヴィンテージ（NV）であるKrug Grande Cuvéeについては、使われたぶどうの情報を知ったり、デゴルジュマンの時期を知ることで、それぞれのボトルの熟成の経過や、ぶどうの個性なども比較でき、それを楽しみながら飲むこともできるのではないかとしている。

【コメント】

市場を流通するシャンパーニュのほとんどはノンヴィンテージ（NV：Non Vintage）です。ノンヴィンテージのワインは、ひとたび市場に投入されれば、そのワインが2年前のものなのか20年前のものなのか、区別がつきません。

特にいわゆるシャンパン製法で造られたスパークリングワインでは、デゴルジュマンが行われた時期が大きな目安になります。これが記載されると、消費者も販売者もとてもわかりやすくなります。

現状は、デゴルジュマンの時期を記載しているシャンパンハウスは非常に少なく、こうしたことが進んでいくと良いと思います。

デゴルジュマンの時期を記載しているシャンパンハウスとデゴルジュマンについては、下記のページをご覧ください。

『ランソン、デゴルジュマン（disgorgement）の日付をラベルに記載へーその重要性　【フランス】　2010年3月28日』

（伊藤嘉浩）

【関連ページ】

『ランソン、デゴルジュマン（disgorgement）の日付をラベルに記載へーその重要性　【フランス】　2010年3月28日』
『シャンパーニュ、2011年のぶどう収穫の上限を20パーセント増量　【フランス】　2011年8月18日』
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『200年前の難破船から引き上げられたシャンパーニュ、そのお味は？　【フィンランド】　2010年11月19日』

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