ラ・ミッションオーブリオンの白、名前を変更

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ラ・ミッションオーブリオンの白、名前を変更　【フランス】　2010年3月12日

フランス・ボルドーのトップシャトーのひとつChâteau La Mission Haut-Brion（シャトー　ラ　ミッションオーブリオン）は、赤ワインと白ワインの両方を造っているが、今回白ワインの名称をChâteau La Mission Haut-Brion Blanc（シャトー　ラ　ミッションオーブリオン　ブラン）に変更すると発表した。

これまでChâteau La Mission Haut-Brionで造られる白は、Château Laville Haut-Brionという名前で出されていた。

Château La Mission Haut-Brionは、かの有名なChateau Haut-Brion（シャトーオーブリオン）と同一経営だが、我々に近い人でもこれらのワインが、同一の経営だと必ずしも理解されておらず、消費者もそれぞれのワインがどういうワインであるのか、よくわからない状況になっているとシャトーの所有者であるPrince Robert of Luxembourg（ルクセンブルグ公国ロベール皇太子）は語っている。

特にLa Mission Haut-Brionの白ワインを、Laville Haut-Brionという名前で出しているところに混乱の原因があると考えているようだ。Laville Haut-BrionをシンプルにLa Mission Haut-Brion Blancという名称に変えることで、よりわかりやすくなると述べている。

Laville Haut-Brionという名前は1934年から使われており、その名の由来は、当時のLa Mission Haut-Brionの所有者がClos Lavilleという2.5ヘクタールの白ワイン用のぶどう園を購入したことに端を発していて、それ以来La Mission Haut-Brionの白に使われてきた名前である。

新しいLa Mission Haut-Brion Blancの名前は、2009年のヴィンテージから使われる。

また同時に、Chateau Haut-BrionとChâteau La Mission Haut-Brionの両方の特定の区画から収穫されたぶどうを使って造られてきた白のセカンドワイン、Les Plantiers du Haut-BrionもLa Clarté de Haut-Brionという名前にすでに変更されている。

更にChateau Haut-BrionのセカンドワインChateau Bahans Haut-Brionは、2007年ヴィンテージからLe Clarence de Haut-Brionという名前に変更された。

【関連ページ】

『ボルドーのトップワイン、ブームは終焉か　【フランス】　2009年3月2日』
『ロートシルト男爵夫人、最近のトップワインの価格高騰に警鐘　【フランス】　2007年6月21日』
『メドックのシャトーを現在の市場評価で再格付け　【イギリス】　2009年3月18日』

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