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モエヘネシー、シャトーシュヴァルブランを傘下に　【フランス】　2009年8月18日

ルイヴィトン・モエヘネシー(Louis Vuitton Moet Hennessy: LVMH)は、サンテミリオンの特級A格付けChateau Cheval Blanc（シャトーシュヴァルブラン）の50パーセントの株式を同シャトーの共同オーナーBernard Arnault氏から取得した。Arnault氏は、LVMHの会長でフランスの億万長者として知られるが、シュヴァルブランは同氏が個人的に所有しているもの。

Chateau Cheval Blancは、Chateau Ausoneと並んでサンテミリオンの最高格付けであるPREMIERS GRANDS CRUS CLASSES Aに格付けされるふたつのシャトーのうちのひとつで、フランスで最もプレステージの高いシャトーのひとつ。

LVMHの酒類部門は、Krug, Moët, Veuve Clicquot, Dom Pérignonといった高級シャンパーニュ、ソーテルヌのChateau d'Yquem、オーストラリアのCape Mentelle、ニュージーランドのCloudy Bayなどを所有する。

現在イギリスの酒類大手資本Diageo（ディアジオ）がLVMHの株式の34パーセントを保有している。2008年秋以降の世界的な経済環境の悪化により、LNMHの売上は急落しており、先ごろもDiageoによるLVMHの酒類部門の買収がうわさされたが、LVMHはそれを否定している。

【関連ページ】

『シャンパーニュ、一転して価格下落へ　　2008年11月11日』
『ボルドーのトップワイン、ブームは終焉か　【フランス】　2009年3月2日』
『サンテミリオンの格付け問題の悪夢、最終的に決着　【フランス】　2009年5月19日』
『フォスターズ（Foster's）が苦境に　【オーストラリア】　2008年7月25日』

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