EU、赤ワインと白ワインを混ぜてロゼにする製法の許可を撤回

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EU、赤ワインと白ワインを混ぜてロゼにする製法の許可を撤回　【EU】　2009年6月9日

EU委員会（European Commission）は、先にロゼワインの製法で、単純に赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインにすることを許可する決定をしたが、今回その決定を撤回した。

EU内のロゼワイン生産者（特にフランスのロゼワインの生産地）からは、赤ワインと白ワインを混ぜてロゼにするということは、伝統的なロゼワインの製法に反し、ロゼワインの品質とステータスをおとしめるものだという強い抗議の声が上がっていた。

またWTO（世界貿易機構）も、EU委員会の決定に対して異議を唱えていた。

EU委員会農業部門（Agriculture and Rural Development）委員長Mariann Fischer Boelは、このロゼの製法については、過去数週間EUワインセクターの大きな問題として関心が寄せられてきた。委員会として有意義な議論は常に歓迎しており、今回の決定はその声を反映したものだと述べている。

赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインにするという手法は、EU以外のワイン生産地域では、安価なロゼを造る手法として使われている。

（参考）
No change for rosé wine, Agriculture and Rural Development, European Commission

【関連ページ】

『赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインにすることを許可へ　【EU】　2009年3月26日』
『赤と白を混ぜてロゼにすることを許可したEU委員会にWTOが異議　【EU】　2009年4月15日』

『赤ワインはなぜ赤い』

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