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世界初のカベルネシンポジウム開催　【アメリカ】　2009年5月14日

2009年6月23日から26日、カリフォルニア・ナパで、カベルネシンポジウムが開催される。

この催しは、American Society for Enology and Viticulture（ASEV）の年次会合の一環として開催されるが、Cabernet Sauvignon（カベルネソーヴィニオン）、Cabernet Franc（カベルネフラン）という、世界を代表するぶどう品種に関する世界で初めてのシンポジウムとなる。

シンポジウムでは、ぶどうの台木(rootstocks)と高糖度のぶどうによるワイン醸造もテーマとなる予定。

このインターナショナルカベルネシンポジウムには、ボルドー、カリフォルニア、オーストラリア、オレゴンから専門家が参加し、カベルネソーヴィニオンとカベルネフランについての栽培から醸造・熟成に至るまでの実践例や独創的な手法・アイデアなどが議論される。

参加者にはカリフォルニアRidge VineyardsのPaul Draper、Dominus EstateのTod Mostero、ボルドーChateau Cheval BlancのKees van Leeuwenをはじめとする著名なワインメーカーも多数名を連ねる。

シンポジウムでは、カベルネのクローンの多様性とその最適な組み合わせの実践、香り成分の知覚効果、水分の供給不足への対処、気候変動を念頭においたカベルネにとっての最適気候の議論など、多彩なテーマが検討される。

【関連ページ】

『地球温暖化がワインにどう影響を与えるのか』
『ワインのアルコール度数をめぐる議論』
『現代のワイン造りー科学と芸術のはざま』
『ワイン生産者たちはどんなことに関心を持っているか』
『Viticulture（ヴィティカルチャー）とは』

『カベルネソーヴィニオンの起源はギリシャ？』

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