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ボルドー、新しい品質管理システムを採用　【フランス】　2008年8月5日

ボルドーは2008年7月、ワインの新しい品質管理システムを導入した。

新しいシステムの導入で評価される改善点は主にふたつ。ひとつはワインの品質テースティングを従来はInstitut National de l'Origine (INAO：フランスワインのアペラシオンを統制する組織)が行っていたものを、しがらみのない独立したワインテースティング組織に変更すること。

いまひとつは、ワインをテストするに当たって、ぶどう畑からボトリングまでの一貫したワイン生産を評価すること。これまでは生産者が瓶詰めした後のワインを評価対象にしていただけだったが、これからはワインの製造過程をランダムに調査する。

この新しいワイン評価システムは、生産者に好意的に受け止められている。これまでサンプルとして提出されたワインが不合格となることは滅多になく、何を評価しているのかわからないという声は多かった。

ただ新しいシステムがうまく動くかどうかは今しばらく時間がかかると見る向きも多く、アイデアはいいが、新しいシステムで本当に出来の悪いワインがはじかれるのかどうかが重要で、それが確認されて初めて導入の結果が出るとする生産者もいる。

新しいボルドーのワイン認証システムは、Quali-Bordeauxと呼ばれる独立した組織によって運営される。

Source: Bordeaux adopts new quality control system, Decanter

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