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| Home > 金賞受賞ワイン、メダルをはく奪 【ニュージーランド】 2006年12月8日 ニュージーランドの著名なワインショーで、今年のベストソーヴィニオンブラン・トップ10に選ばれ、金賞を受賞したWither Hills Sauvignon Blanc 2006が、出品ワインをごまかしたとして受賞を取り消された。 このワインショーは、ニュージーランドのCuisine誌が毎年主催するもの。今回、受賞ワインの決定後、ジャッジのひとりがスーパーマーケットで同じワインを購入し飲んだところ、出品ワインと中身がかなり違うことから大きなスキャンダルに発展した。 ワインショーの規定では、ワインは市場に流通しているものを出品しなければならないことになっている。疑惑の判定のため、出品されたワインと市場に流通しているワインとを分析比較したところ、アルコール度、酸度、糖度などに大きな違いが見られ、二つのワインは明らかに別物だと指摘された。 有名ワインショーで好成績をとれば、飛躍的に売り上げが増えるというので、ワインショーに出品するための特別なワインを出したのではないかと指摘され、今回の事件は、ワインショーのあり方を含んだ、ニュージーランドワイン界あげての大きなスキャンダルに発展している。 これに対しWither Hills 側は、年に何回か瓶詰めをおこなうため、それぞれの詰め口が完全に同一ということはないかもしれないが、断じてごまかして別物のワインを出品するということはしていないと反論している。 スキャンダル発覚以降、Wither Hillsの売り上げは激減しており、このままでは消費者がワインショーを信頼しなくなって支持しなくなってしまうとして、ニュージーランドワイン界は、今回のスキャンダルを深刻に受け止めている。ワイン界にはワインショーの基準がルーズすぎるという指摘もあり、その基準の見直しとオーバーホールを始めている。 今回のスキャンダルは、続けておこなわれるニュージーランドでは最も権威があるとされるAir New Zealand Wine Awardsにも影響を及ぼすのは必至と見られ、その運営が注視されている。 【関連ページ】 金賞受賞ワインの怪 おかしなワインメダルにノー Home > |
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