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オーストラリア・バロッサのワイナリーの10パーセント近くが中国資本に 【オーストラリア】 2018年10月31日


オーストラリアで最も有名なワイン産地・バロッサバレー(Barossa Valley)のワイナリーやぶどう園の10パーセント近くが、中国資本となっている。

このところの中国資本のバロッサのワイナリーへの投資は過去に例を見ないほど活発で、仲介業者が受ける連絡の半分は、中国あるいはその代理人からのものだという。5年ほど前のこうした問い合わせの多くは、Penfolds(ペンフォールズ)を買いたいというものだったが、今ではもっと現実化した、洗練された興味となっていると地元の業者は語る。

中国資本の興味は、かつてはバロッサの金賞受賞ワイナリーのようなところばかりに関心が向けられたが、現在ではMcLaren Vale(南オーストラリア州)やYarra Valley(ヴィクトリア州)、Margaret River(西オーストラリア州)、Coonawarra(南オーストラリア州)などにも関心が向けられるようになっているようだ。

中国資本がオーストラリアのワイナリーを物色する背景には、近年のオーストラリアワインの中国国内での急激な伸びがある。2017年のオーストラリアワインの北東アジア地域での伸びは、前年比51パーセント増で、中国で圧倒的な伸びを見せ、12億豪ドルの輸出となっている。

Barossa Grape and Wine Associationによると、2018年現在、バロッサバレーのワイナリーとぶどう園の10パーセント近くは中国資本あるいは地元との共同資本となっている。

中国資本によるワイナリーの所有で、中国へのワインの輸出は急増し、また中国からの富裕層を中心とした観光客も増加している。実際これらの訪問客は、中国本国で消費する金額以上の、多額の金額をワインに支払ってくれる。それに伴って、中国語を話すスタッフの雇用も増えているとされる。

Barossa Grape and Wine AssociationのCEO・James March氏は、これまでバロッサはイギリス人やスコットランド人といったヨーロッパからの移民中心の社会だったが、今やマルチカルチャーの実験が始まったと言える。今後長きにわたって、投資を歓迎するだけでなく、地域への人の移動も歓迎することになろうと語っている。



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