フランス、外食店での炭酸飲料の定額飲み放題を禁止

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フランス、外食店での炭酸飲料の定額飲み放題を禁止　【フランス】　2017年2月6日

フランス政府は2017年1月、外食店における炭酸飲料やその他の糖分を含んだ飲料の、定額飲み放題の提供を禁止した。

この規制は、フランスが抱える肥満の増加を何とかしたいという施策だ。この法律の導入により、ファーストフード店（多くは外国資本）は大きな影響を受けると見られる。

フランスは2004年に学校での飲料の自動販売機の設置を禁止し、2011年には学校の食堂で提供するフレンチフライを週1回とするよう規制している。さらに翌年には『炭酸飲料税』を導入している。

フランスは他のヨーロッパ諸国やアメリカに比べ、平均的には肥満率はやや少ないとされるが、肥満から派生する糖尿病やその他の疾患の予防を、先進的に行っていくという方針の一環だとする。

世界保健機構（WHO）は2016年発表のデータで、糖分の多く入った飲料への課税は、肥満抑制・疾病抑制に効果があると認め、各国に対し糖分入り飲料への課税を強く求めている。今回のフランスの法制化はそれに沿ったものと言える。

ニューヨークでは2012年、外食での大容量の糖分たっぷりのジュースの販売を禁止する条例を発布したが、実施の前日に裁判所から差し止め命令が出され、実行されなかった経緯がある。

【関連ページ】

『ニューヨーク、外食での大容量の糖分たっぷりのジュースの販売を禁止へ　【アメリカ】2012年9月20日』

『フランス政府、禁酒を推奨　【フランス】　2009年2月23日』
『政府による“ワインいじめ”を阻止せよーフランスワイン界が対抗　【フランス】　2009年11月21日』

『カリフォルニア、レストランでのトランス脂肪酸の使用を禁止　【アメリカ】　2009年12月29日』
『ぶどうに男性のメタボリスクを減らす可能性―研究で　【アメリカ】　2012年8月22日』
『ワインのラベルには何が表示されるべきかーラベル表示規制の動き　【アメリカ】　2011年1月29日』

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