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ロンリープラネット、初の世界のワイン産地ガイドを出版　　2015年10月23日

世界を旅する旅行者が最もよく利用している旅行ガイドのひとつLonely Planet（ロンリープラネット）が、Wine Trailsと題した、世界のワイン産地を訪れる人のための同シリーズでは初めてのワイン産地ガイドを出版した。

Wine Trailsには、世界20か国の52のワイン産地が収録されていて、327のワイナリーが掲載されている。世界の著名なワイン産地はもちろん、中にはワイン産地としてはかなり珍しいレバノンやモロッコ、ジョージアなども収められている。

Wine Trailsは、特別に編成されたライターのチームによって編集されている。記述の中ではワインバイヤーなどワイン専門家によって、その地で最も行く価値のあるワイナリーや最も印象的なワインが取り上げられ、レビューが掲載されている。

また同書には、詳細な地図とワイン観光での実践的なヒントが多く掲載されている。ワイナリーへの行き方やその地域での良い宿泊先、レストランなどが独自の調査で掲載されている。

Wine Trailsで取り上げられている国は、以下の通り。
Argentina, Australia, Canada, Chile, England, France, Georgia, Germany, Greece, Hungary, Slovakia, Italy, Lebanon, Morocco, New Zealand, Portugal, Slovenia, South Africa, Spain, Turkey, US.

Lonely Planetは、現在では地球上の旅先のほぼすべてを網羅し、旅人のためにその地の有益な情報を提供する旅行ガイド本。英語で出版され、行き先の地域によっては英語以外の言語でも利用できるところもあるが、残念ながら日本語による発行は行われていない。

旅行会社などが企画するパックツアーに参加せず、独自で世界のワイン産地を訪ねたい人には重宝するだろう。

【関連ページ】

『将来の世界の有望ワイン産地はどこ？－そのポテンシャル・トップ10　　2012年4月27日』

『シャンパーニュとブルゴーニュ、ユネスコ世界遺産に登録　【フランス】　2015年7月8日』
『イタリアの離島のぶどう栽培、ユネスコの世界遺産に登録　【イタリア】　2014年12月8日』
『ピエモンテのワイン産地、ユネスコの世界遺産に登録　【イタリア】　2014年6月27日』
『グルジアの伝統的なワイン造りの手法、ユネスコの世界遺産に登録　【グルジア】　2013年12月9日』
『ボルドーが世界遺産に登録　【フランス】　2007年7月9日』

『フランス、観光客誘致でワインツーリズムを更に強化　【フランス】　2015年6月16日』
『ワイン専用スーツケース―海外で買ったワインを破損させずに持ち帰る　【アメリカ】　2015年8月31日』

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