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ボルドーワイン、3年間で1億5000万ユーロのワインが本国に返品 【フランス】 2014年2月17日


フランスの税関当局から発表された数字によると、海外に輸出されたボルドーの赤ワインがフランスに返品された金額は、2012年には4800万ユーロ(現在のレートでおよそ67億円)、2011年は6280万ユーロ(およそ88億円)、2010年は3970万ユーロ(およそ55億円)で、3年トータルで1億5000万ユーロ(およそ210億円)にのぼった。

ボルドーワインの通商団体・ボルドーワイン委員会(CIVB)は、ワインの返品は日常的に行われていることとしながら、業者によっては返品されたワインの輸送経緯などを明らかにすることなく、再販売しているケースがあることに憂慮しているとしている。

ある海運物流業者は、この問題は関係者にとって非常に注意深く扱わなければならない問題だが、多くの大きなネゴシャンが輸出先の在庫を買い戻しているのは明らかで、特に返品時の為替レートがネゴシャン側に有利な時に行われていると証言している。

CIVBは、返品の数量はボルドーワインの総輸出量の0.3パーセント程度に過ぎず、大した量ではないとしている。また、ワインをバルクで輸出して、輸出先で瓶詰めされたものが世界の様々なマーケットに流され、その一部がフランスに逆輸入されることもあると言っている。

イギリスのあるワイン商は、世界市場で再販を繰り返された後にフランスにもどったワインが、いったいどれくらいあるのかが大きな問題で、この問題はもっと取り上げられて議論されるべきと指摘している。

また別のイギリスのワイン商は、多くのフランスの輸出業者は返品されたワインも、ボルドーを初めて離れるワインとして彼らの顧客である世界の輸入業者に売ろうとしていると指摘している。

フランスのある大手ネゴシャンは、いくつかのフランスの輸出業者は日本から返品を受けていることを知っていると認めていて、それが行われるのは輸出側(ネゴシャン側)が為替差益を受けるときで、そのネゴシャンが輸出したワインに限るとしている。

なおフランス税関では、返品されたワインがどこから来たのかなどの詳細については明らかにされていない。



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