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ドバイ国際空港、世界一高価なワインの販売を開始　【UAE ・フランス】　2013年10月12日

アラブ首長国連邦（United Arab Emirates：UAE）のドバイ国際空港で、通常市場を流通するボトル1本のワインの小売価格としては、世界最高の価格のワインがお目見えした。

ワインはChâteau Margaux 2009（シャトー・マルゴー）のバルサザール（Balthazar）と呼ばれる1本12リットル入りのワイン。（バルサザールは通常の750ml入りのワイン16本分のボトル。）価格は1本122,000ポンド（約1930万円）。空港内のワインショップLe Closで発売が開始された。

シャトー・マルゴー側は、2009年ヴィンテージはこれまで造られたシャトー・マルゴーの中でも傑出したヴィンテージのひとつで、このワインをバルサザールのボトルに入れようと考えたという。シャトー・マルゴーがバルサザール（12リットル入り）のボトルに詰めるのは初めてのことで、6本が詰められた。そのうち3本がLe Closに納められた。

このワインの購入者は、ファーストクラスでフランスに行き、シャトー・マルゴーで、プライベートでぶどう畑やセラーを案内される。またその後シャトー・マルゴーの責任者でチーフワインメーカーでもあるPaul Pontallier（ポール・ポンタリエ）氏と晩餐を囲むことになるという。

ドバイ国際空港内のワインショップLe Closでは、ひとりの顧客が2010年に8本のボルドーワインをおよそ70,000ポンド（約1100万円）で購入し、世界の空港でのワイン小売の最高額を塗り替えたり、Château Pétrus 1947 や1961、同じくPétrusの1959マグナムなども購入されている。

ドバイ国際空港は航空会社Emirates（エミレーツ航空）の本拠地で、エミレーツ航空はシンガポール航空などと並び、常にサービスなどで世界で高い評価を受けている航空会社のひとつだ。特にヨーロッパからアジア・オセアニアへはドバイ経由で訪れる旅行者は多い。またドバイからロスアンジェルス・サンフランシスコ・ダラス・ヒューストンなど、アメリカ本土へノンストップで行けるなど、利便性でも高く評価されていて、世界を代表するハブ空港のひとつだ。

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