アメリカのワイン消費者の94パーセントは、コルク栓を好む

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アメリカのワイン消費者の94パーセントは、コルク栓を好む　【アメリカ】　2011年12月8日

アメリカのワイン消費者の94パーセントが、従来型のコルク栓を好むという調査結果が出された。

これに対し、ワインの栓がスクリューキャップだった時に、そのワインを購入してもよいと答えたのは45パーセントだった。また、72パーセントの人が人工コルクのワインを購入しても良いと答えている。発表したのは、味覚評価やそれに関するプロダクトリサーチなどを世界的に行っているTragon Corp。

ワインの栓に対する消費者選好の調査は、世界中で継続的に行われているが、調査したTragon Corpも今回の結果に対しては、従来型コルクに対する選好の強さは、せいぜい70パーセント程度だろうと予想していたが、まさか従来型のコルク栓の選好にこれほど高い数字が出るとは思わなかったと驚きを示している。

同時に、調査対象の93パーセントが、コルク栓はほかのタイプの栓より品質が高いと思うと答えている。

さらに、全体の90パーセントの人は、ギフトやディナーパーティ、特別なときのワインにはコルク栓のワインが良いと答え、60パーセントの人が人工コルクのワインはそれらの場にふさわしくないと答えている。また、スクリューキャップのワインについては、78パーセントの人がギフトとして不適当と答えている。

同社の同様の調査は、2004年と2007年にも行われており、2007年の調査ではスクリューキャップのワインはもっと人気があったが、スクリューキャップのワインへの消費者の支持はその後かなり落ちているようだ。調査では、半分の人はスクリューキャップのワインは品質が悪いワインだと思っていて、11パーセントの人だけがスクリューキャップのワインは品質が良いと答えている。

この調査はサンフランシスコとシカゴに住む347人を対象に行われた。

ワインの栓の見解については、『アメリカソムリエ協会、コルク栓を支持　【アメリカ】　2011年5月11日』の【Ｂｅｈｉｎｄ　ｔｈｅ　Ｓｃｅｎｅ】などもご参照ください。

【関連ページ】

『コルクテイント（ブショネ）の問題』
『ワインの栓ーコルクかプラスチックか』
『コルクはワインにとって最良の栓であるのか』

『アメリカソムリエ協会、コルク栓を支持　【アメリカ】　2011年5月11日』
『世界のワイン、15パーセントがスクリューキャップに　2009年3月14日』
『コルクテイント（ブショネ）の比率、1パーセント以下にー最新の調査報告で　【アメリカ】　2009年8月24日』
『スクリューキャップのワイン、アメリカでも上昇　【アメリカ】　2007年2月16日』
『使用済みコルク栓のリサイクリング推進プログラム　【アメリカ】　2008年5月13日』
『最もエコなワインの栓はコルク栓　【ポルトガル】　2009年1月27日』
『シャンパーニュにもスクリューキャップが　【フランス】　2010年9月7日』

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