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消費者は、低めのアルコール度数のワインにはまだ懐疑的 【イギリス】 2011年9月16日


近年のワインのアルコール度数は高すぎるのではないかとして、一部で低めのレベルのアルコール度数への回帰現象も見られるようになってもいるが、イギリスでのワイン消費者調査によると、イギリスの赤ワイン消費者の55パーセントと白ワイン消費者の51パーセントは、アルコール度数が低めのワインはやはり味覚の点で気になると答えている。

この調査は、イギリスのWine & Spirit Trade Associationによって、1693人の成年飲酒者に対して行われた。

また調査では、41パーセントの赤ワイン消費者と36パーセントの市のワイン消費者は、アルコール度数が低くなると品質が落ちるのではないかと危惧している。


【コメント】

近年、ワインのアルコール度数は13パーセント台が普通で、14パーセントを超えるワインも少なくありません。

アルコールは刺激物質で、ワインにボディを与え、味わいにふくらみや豊かさを感じさせます。近年のワインのアルコール度数の上昇は、生産者やマーケットと消費者の双方が許容してきた現象ととらえることもできるでしょう。

しかし20年前は、ワインのアルコール度数はおおむね12パーセント台だったところから、消費者の中にはアルコールの強さを求める風潮とは別に、以前のようなワインの感じ・スタイルを好むという回帰現象が、最近では一部で見られるようにもなってもいます。

ワインの高アルコール度化は、より高いアルコール度数を持つワインの方が、品質が高いというイメージをつくりました。確かに高いアルコール度数のワインと低めのアルコール度数のワインとを比べると、低めのアルコール度数のワインはやや薄まったような印象を受けるかもしれません。

しかし、高いアルコール度を持つワインが、本当に品質が高いワインと言えるのか、アルコール度数が低めのワインの品質は、相対的に良くないと言えるのか、ワインの品質はアルコール度数の強さに大きく依存するのかどうかは、一度考えてみても良いのではないでしょうか。

(伊藤嘉浩)



【関連ページ】

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