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なぜぶどうが早く熟すようになったのかー豪研究で 【オーストラリア】 2011年4月19日


近年世界のワイン産地では、ぶどうが従来より早く熟すようになっているといわれる。ワイン関係者は、その原因は地球温暖化のせいだと言ってきたが、それだけでが原因ではないのかもしれない。

オーストラリアUniversity of MelbourneのDr Leanne Webbと国立の科学研究機関であるCSIRO(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation)は、ぶどうが早期に熟すには、3つの要因が同等に関与していると発表した。

その3つの要素とは、ぶどうの生育環境の温度、プルーニング(剪定)の強さ、土中の湿度の程度だとして、より温暖な環境で、プルーニングの度合いをより強くして、土壌の湿度が低く保たれる環境では、ぶどうは早期に熟成すると結論付けている。

調査したオーストラリアの主要なワイン産地の44のぶどう園のうち、43のぶどう園でこのことが確認されたとしている。研究者らは、この調査研究は長年にわたるもので、この分野での研究調査としては最も包括的な研究だとしている。

ワインの品質を決定づけるものは、何と言ってもぶどうの品質にある。世界のワイン産地では、生産者は近年ぶどうの個性が従来と変わってきていることを認識していて、生産者もそれを気にしている。こうした研究は、ぶどう栽培の現場に何らかの示唆を与えるかもしれない。

なおこの論文は、Global Change Biologyに掲載される。



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