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南アフリカワインが好調、世界市場で品薄の懸念 【南アフリカ】 2009年9月7日


世界マーケットで、南アフリカワインが好調に推移している。

南アフリカワインは、2008年は前年比12パーセントの伸びとなり、今後も同じようなペースの伸びが続けば、5年後には供給不足が表面化すると懸念されている。

現在南アフリカのぶどう栽培面積は、およそ10万ヘクタールだが、新規のぶどう作付面積が、需要の増加に追いついていない現況がある。

南アフリカワインが好調である背景には、ヨーロッパ最大級の市場であるイギリスをはじめとして、世界市場への輸出が急増していること。南アフリカ通貨ラント(Rand)安による各国ワインに対しての、相対的価格優位が挙げられる。(通常、南アフリカワインの取引は、アメリカドル建てで行われる。)

相対的な価格優位があるということは、コストパフォーマンスがよいということを意味する。

日本では、南アフリカのワインはまだごく少量しか輸入されていないが、優良なワイナリーがとても多く、個人的な見解だが、日本人の味覚・嗜好にはよく合うのではないかと思っている。

南アフリカワインは、ニューワールドワインの一員という位置づけではあるが、実際のワインの歴史は、400年ほど前の喜望峰発見当時までさかのぼり、それ以降ヨーロッパ人の移住によってワイン造りが続けられてきたという歴史がある。その意味から、南アフリカワインを新興のワイン産地と捕らえるには、そのワインのタイプからいってもいささかの抵抗感がある。

南アフリカのワインは、日本からは距離的にも心理的にも非常に遠く、過去のつながりも薄いことから、今のところほとんど関心が寄せられていないが、世界市場では、今では主要ワイン生産国の一角を占めるようになっている。

日本にも、優良な南アフリカワインが多く流通するようになることを期待したい。

(伊藤嘉浩)



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