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フランスワイン、イギリス市場で5位に転落 【イギリス】 2009年7月21日


金額でヨーロッパ最大のワイン消費国イギリスで(数量ではフランス、イタリア、ドイツがいまだイギリスを上回る)、直近3ヶ月の販売シェアで、フランスワインが従来の3位から5位に転落した。

イギリスでのシェアのトップはオーストラリアワインで、フランスワインは先ごろアメリカワインに抜かれ、3位となっていた。今回のニールセンの調査では、イタリアと南アフリカに抜かれ、ついにシェアで5位となった。

イギリスでは、従来の伝統的国民酒であるビールからワインへのシフトが進むにつれ、ますますニューワールドワインが飲まれるようになっている。

フランスワイン不振の原因はいくつか考えられるが、最も大きな原因は、フランスワインのラベルのわかりにくさにあると目されている。これは以前から指摘されていて、世界市場でのフランスワイン低迷の一因として捉えられている。

今や世界の主要ワイン消費国(伝統的なフランス、イタリアなどの生産国を除いて)では、消費者は、シャルドネとかカベルネソーヴィニオンというように、ぶどう品種を頼りにワインを選ぶようになっている。

その点、ニューワールドのワインは、ラベルに品種名の表示があり、消費者にとって選択しやすくなっている。

さらにフランスワインは相対的に価格が高く、最近の経済環境も影響して、消費者から敬遠される結果となっている。

イギリス最大のワイン販売者であるTescoなど小売業者は、フランス政府に対してフランスワインのイメージ改善を求めている。フランスの農林水産大臣宛の手紙では、もしフランスワインをイギリス市場で浮揚させようと考えるか、あるいは少なくともこれ以上シェアを落とさないようにするためには、フランスはシステムを変える必要があり、イギリス市場でフランスワインの販促を強力に行う必要があると、強く求めている。

Tescoの責任者は、フランスのワイン生産地では、生産地域内でも生産地域間でもごたごたがあり、フランス全体としてのワインの販売に統一性がない。フランスの各生産地は結束して、はっきりとした統一的な戦略を実行することが不可欠だと指摘している。



【関連ページ】

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