ボルドー・クリュブルジョワの格付けは復活するか

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ボルドー・クリュブルジョワの格付けは復活するか　【フランス】　2009年5月7日

2007年にその使用が禁止されたボルドーのクリュブルジョワ（Cru Bourgeois）の格付けを復活させる動きが高まっている。

ボルドーでは、Alliance Cru Bourgeoisを組織して、クリュブルジョワの格付け復活を模索してきたが、このたびメンバーの4分の3を超える生産者が、2008年のヴィンテージからその品質基準を適応することに同意した。

計画によれば、ワインは毎年外部の独立したパネルによってブラインドテースティングされ、格付けに適合するかが審査されることになる。

また旧来設置されていたcru bourgeois exceptionnel とcru bourgeois superiorの格付けは、永久に採用しないとは言い切れないが、当面は採用しないとしている。

クリュブルジョワの格付けが欲しい生産者は、2008年のヴィンテージのワインを2010年はじめにパネルに提出し、この数ヶ月間でワイナリーの審査に合格しなければならないとしている。

クリュブルジョワの格付けへの応募は、オー・メドック（Haut Médoc）に7ヘクタール以上を所有するエステートあるいは、ポーイヤック（Pauillac）とサンジュリアン(St Julien)を含む地域アペラシオンに4.5ヘクタール以を所有する者すべてが対象となる。

Alliance Cru Bourgeoisでは、クリュブルジョワ（Cru Bourgeois）の格付け復活に向けて過去数年間努力してきたが、なかなかうまくまとまらなかった。しかし、2008年のヴィンテージのワインをその品質を保証する最初のワインとしたいとしている。

ボルドーのクリュブルジョワ（Cru Bourgeois）の格付けが、正式に決まったわけではない。Alliance Cru Bourgeoisでは、正式な格付け復活に向けた第1歩を2010年のテースティング審査で試行しようとしている。

New Cru Bourgeois scheme gathers momentum, Decanter

【追記】

2009年12月、フランス政府はボルドーのクリュブルジョワ（Cru Bourgeois）のラベル表示を、再度認める決定をしました。

詳しくはこちらをご覧ください。
『クリュブルジョワ（Cru Bourgeois）の使用が復活　【フランス】　2009年12月3日』

【関連ページ】

『クリュブルジョワ(Cru Bourgeois)の格付けが復活の動き』
『クリュブルジョワ（Cru Bourgeois）の使用が禁止へ』

『メドックのシャトーを現在の市場評価で再格付け』
『サンテミリオンのドタバタ劇、格付けはどこへ　』

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