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クナワラのぶどう畑をハイウエイが縦断か 【オーストラリア】 2008年10月18日


オーストラリアワインの銘醸地クナワラ(Coonawarra)のぶどう畑にハイウエイを縦断させる計画が進行中だ。

クナワラは優れたカベルネソーヴィニオン(Cabernet Sauvignon)を生む銘醸地として知られているが、今回の道路計画は、そのぶどう畑の中に道路を通そうとするもの。

クナワラのぶどう畑では、現在もその中心を南北に道路が走っているが、近年その通行量が増え、騒音などの弊害が出ていた。今回の計画は、大型車両やクナワラ地域を通過するためだけの車両を別のルートに迂回させ、交通問題を緩和するためにたてられた。

示された計画では、道路はクナワラのぶどう畑を縦断することになり、その一部には有名なテラロッサ(Terra Rossa)土壌が含まれるなど、土地の収容でぶどう畑の所有者、ワイナリーに影響を与えるとして反対の声が上がっている。

しかしながら一方では、もともとこの迂回路建設計画は、地元のワイン関係者の要望でもあったという経緯もある。

クナワラのワイン産地は南北に20キロほどの縦長の平坦な地域だが、現在の道路は地元のワイン生産者らが、のろのろと走るトラクターを運転したりという日々のぶどう畑作業のための生活道路として使ってきた。

しかし近年の環境変化でその道路の交通量が増え、大型のトラックなどが高速で頻繁に通行するようになり、地元ワイン生産者からもバイパス建設の要望は出ていた。

事態は道路建設に決定権を持つ地元カウンシルが、土地の強制収用を発表したことで一気に過熱した。カウンシルはこのプロジェクトについて近々に再協議を持つことを表明したが、すぐに決着がつく問題ではないというのが大方の見方のようだ。

(伊藤嘉浩)




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