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使用済みコルク栓のリサイクリング推進プログラム 【アメリカ】 2008年5月13日


ワインの使用済みのコルク栓をリサイクルさせる取り組みがカリフォルニアで始まった。

この取り組みは、ワインのコルク栓の世界最大の供給者であるポルトガルのコルク製造会社Amorimによって設立されたReCORK Americaによって行われる。

ワインのコルク栓は世界で毎年130億個以上生産され使われているが、世界でもコルク栓のリサイクルの活動は見当たらない。

この取り組みは、使用済みのコルク栓を回収することによって、住宅の床材や建物の断熱材、ガーデニング用品などに再生させ、資源を有効に活用しようとするもの。使用済みコルクの活用として、バイオマス燃料としての可能性も検討されている。

ReCORK Americaでは、環境問題に関心の高いワイン流通各層や消費者の活動に期待を寄せている。すでに取り組みのパートナーとして、ワイナリーやレストラン、ワイン小売業者、学校など各種団体がそのパートナーとして名乗りを上げ、コルク栓の回収を行っている。

ワインの栓をめぐっては、人工コルクやスクリューキャップの使用も多くなっている。ワインの栓の素材として何を採用するかはワイナリー次第だが、どのタイプの栓を使用するかにあたっては、多くのワイナリーは消費者の反応も注視している。

これまでのワインの栓に関する議論は、どのタイプの栓がワインにとってよりよい効力を発揮するか、という観点から論じられてきた。その結果として、世界全体ではコルク栓から別の素材の栓へのシフトがすすんでいる実態がある。今回のReCORK Americaによるコルク栓のリサイクリングの取り組みは、昨今の世界的な環境問題への高まりとコルク栓の使用の減少を背景にした、Amorimのワイン界へのメッセージの発信ということもできよう。

(参考)ReCORK America



【関連ページ】

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