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フランスワインの輸出が回復 【フランス】 2008年2月25日


2007年のフランスのワインとスピリッツの輸出額が、前年を7.7パーセント上回ったとFrench Federation of Wine and Spirits Exportersが発表した。

フランスワインは長期にわたる不振に苦しんできたが、輸出金額において2007年は前年を上回ったようだ。

輸出額増加の主な要因は、Champagne(シャンパーニュ)、Bordeaux(ボルドー)、Bourgogne(ブルゴーニュ)、Cote du Rhone(コートデュローヌ)といった高級ワインが伸びたこと。中国、シンガポールなどアジアへの輸出が急増したことなどが挙げられる。中国などへのコニャック(Cognac)など高額スピリッツ類の輸出も倍増している。

一方でBeaujolais(ボジョレー)、Languedoc-Roussillon(ラングドック=ルーション)などの大量供給地域のワインは引き続き減少しており、品質を伴わないワインあるいは知名度が薄いワインは、オーストラリア、チリ、カリフォルニアなどのニューワールドワインとの競争で苦戦を強いられているようだ。

2008年以降もフランスワインが回復を見せるかどうかは、必ずしもばら色ではないかもしれない。2008年は、2007年末に合意された『EUワインの大改革』がいよいよ実行に移される年だが、今後数年その改革プランが実行されるかどうかが、中期的に注目される。

短期的には世界の経済環境が与える影響、とりわけユーロがどう動くかが輸入各国としては気になるところだ。



【関連ページ】

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